巨人・原監督「野球脳」鍛えて 練習できない高校球児に「読書」のススメ

 巨人の原辰徳監督(61)が8日、各都道府県で春季大会が中止となり、野球ができない高校球児に読書のススメを説いた。7都府県を対象に緊急事態宣言が発令され、練習が制限される中でも「できることはある」とエール。希望を持って、前に進むことを願った。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で練習が制限されている球児の思いを代弁した。「さみしいことだと思う。本当に胸が痛みます」と心中を察した原監督。それでも前を向き、今できることに全力を尽くすことを求めた。

 プロ野球と同様、高校球児もチームメートとの全体練習が十分にできない。だが、頭のトレーニングは一人でもできるからこそ、野球脳を鍛えてほしいと願う。「シンキングベースボール、考える野球をするということもとても重要ですし、いろいろな人の伝記だったり、知識というものも学んでほしい」。読書から知識、教養を磨く必要性を説いた。

 お勧めは野球選手の本に限らない。自身も昨年は時代小説、百田尚樹の「影法師」を読み「階級社会の世の中が(書かれて)すげえ面白い」と話していた。歴史を知ることも自身を高めることにつながると訴える。

 体を動かす練習が制限される中、自宅内でできることもある。「小さな部屋でもストレッチ、柔軟体操であったり、いろいろ練習方法はある。私たちもそうだけど、野球ができた時に感謝すると思う」と原監督。コロナ禍が終息して思う存分、野球ができる日のために、今は読書で頭を鍛える時期だとエールを送った。

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