長嶋茂雄氏、関根さん悼む 「みんなに慕われたあたたかいヘッド」第一次政権で参謀役

 長嶋茂雄氏
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 巨人は9日、関根潤三氏の逝去を受け、長嶋茂雄終身名誉監督(84)の談話を発表した。ミスターは自身が初めて指揮官となった1975年に、ヘッドコーチとして尽力してくれた同氏を回顧。球団を通じて弔いの言葉を寄せ、冥福を祈った。

  ◇  ◇

 「大洋、ヤクルトと監督を務め、日本の球界を引っ張ってこられた貴重な方を失い、残念でなりません。ご冥福をお祈りいたします」

 74年に17年間の現役生活を終え、オフに第一次政権がスタート。新米指揮官として過ごす日々の中で、参謀役の関根氏の存在は大きかった。「とても温厚な人柄で、みんなに慕われたあたたかいヘッドコーチでした」。同シーズンは主砲・王貞治が故障で出遅れ、シーズン終盤の9月に球団ワースト11連敗。球団史上初の最下位に沈み、苦しい時間も共にした。

 関根氏は1981年オフ、長嶋監督招へいを模索していた大洋の監督に「私は長嶋君までのつなぎ。彼が来たら喜んで譲る」と公言して就任した。結局、大洋・長嶋監督は実現しなかったが、ヤクルト監督時代の87年ドラフトで長男・一茂を1位指名するなど太い縁で結ばれた。ミスターは天国に旅立った大先輩をしのび、また感謝の気持ちを言葉に込めた。

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