ヤクルト・嶋「開幕したときは元気ハツラツに」右手骨折後初のリハビリ経過報告
ヤクルトの嶋基宏捕手(35)が13日、右手親指付近を骨折後、初めてリハビリの経過を報告した。「今はリハビリを頑張ります」と球団広報を通し、現状を明かした。
緊急事態宣言を受けてチームは活動を休止していたが、この日から自主練習を再開。場所を4カ所に分け、選手らが重ならないよう時間も調整するなど厳戒態勢が敷かれた。嶋は「患部以外のトレーニングをしたり、ランニングをしたり」とリハビリに励んだ後、ギプスを外すために病院へ向かった。
新天地で経験した負傷離脱、そして国難に嶋は悲痛な思いを言葉にする。「当たり前のように練習をして試合をしていたのが、改めて幸せなんだと感じています」。開幕延期は11年の東日本大震災以来2度目。状況は異なるが「開幕したときは元気ハツラツにプレーできるように」と前を向いた。再び野球の底力を、嶋の底力を-。限られた時間の中で、希望の光を見つめていく。