ヤクルト・スアレス 夢は阪神入団の弟と“助っ投兄弟対決”
ヤクルトのアルバート・スアレス投手(30)が16日、兄弟対決の実現を目標に掲げた。「ファンの皆さんの応援が自分を奮い立たせてくれています」。熱望するのは、今季から阪神に加入した弟のロベルト・スアレスとの対決。有意義な時間を過ごし、同一リーグ史上初の“助っ投兄弟対決”の夢をかなえる。
今オフから、二人の会話には「対戦」の言葉が増えた。現在は新型コロナウイルス拡大の影響で、自宅にいる時間が増加。過ごし方の一つとして、阪神で開幕を待つ弟と「毎日電話で話しています」と明かした。オンラインゲームもしているといい、同じ境遇で前を向く家族の存在が励みだ。
この日はキャッチボールやノックを受けるなど、精力的に自主練習に参加。非日常が続くが、「できる限りハッピーに過ごしてくださいね」と呼びかける。そして改めて言葉に思いを込めた。「早く(弟と)対戦できることを心から願っています」。阪神も15日から始動。共に舞台に立ち、共闘するその日まで-。準備を進め、開幕を待つ。