日本ハム・木田投手コーチ 自宅待機続く子供たちへ“お絵かき”のススメ
夢中になれることがあれば、孤独も楽しめる。日本ハム・木田優夫投手コーチ(51)が16日、オンライン取材に応じ、新型コロナウイルス感染拡大の影響で自宅待機の続く子供たちへ“お絵かき”のススメを説いた。
幼少期の夢は野球選手と漫画家だったという木田コーチ。「みんなもやったと思うけど」と学生時代は授業中に教師の似顔絵を描くことに熱中。選手になってからは、飲食店にペンと色紙を持参し、「そこで見ず知らずの人の顔を描いて、『こういう人を探している』とやって店の人を笑わせた。あれが修業」と「独学」で画力を向上させていった。
そんな木田画伯が子供たちへ勧めるのが、「家族の似顔絵を描くこと」だ。球団の配信する動画シリーズ「ファイターズとおやくそく」でも、小笠原ヘッドコーチの似顔絵を即興で披露。子供たちの不安を取り除き、自宅で夢中になれることを見つける手助けになればとの考えがある。
開幕への見通しがつかないコロナ禍の中、腹を据えて立ち向かう覚悟はできている。「誰も経験のないシーズンになる。でも最後は選手と一緒に乗り越えるしかない。全力でサポートできればと思っている」。選手に寄り添いながら、我慢の時が明けるのを待つ。