２２日に３１歳の誕生日を迎えた日本ハムの中田翔内野手が２４日、オンライン取材に応じ、今年の誓いを立てた。チームにとって４年ぶりのリーグ優勝、そして栗山監督に「うれし涙を流してもらいたい」と使命感を燃やした。

　今年で９年目となる指揮官との歩み。当初から中田を「三冠王」の器と評してきた栗山監督は前日、「今年ぐらい必死な感じはいい」とオフから見せてきた野球に対する姿勢の変化に期待した。中田は「毎年監督の思いは理解しているし、僕も監督を信頼している。今季は本当に監督に喜んでもらえるようにしたい」と期待に応える覚悟を示した。

　２３日の１２球団代表者会議で、無観客開幕が濃厚となった。試合中の声出し禁止も検討されているが「感染者を増やさないために仕方ない」と理解を示す。

　この日は札幌市内の室内練習場で４０分の打撃練習を行い「しっかり振れたし、状態もすごくいい感じ」と手応え。自主トレ期間中も常に自分を高めている主砲は「試合がしたくてうずうずしている」と力を発揮できる時を待ち望んだ。