オリックス【きょうは何の日】2009年、ローズ7年ぶり3発で450本塁打超え
「オリックス11-3日本ハム」(2009年4月26日、スカイマークスタジアム)
伝説の助っ人タフィ・ローズが驚異の爆発を見せた。
0-0の四回に新人・榊原諒から右中間へ先制の8号ソロ。これが外国人選手初となる通算450本塁打到達。
五回1死一、二塁からは左腕・須永英輝から3ラン。
さらに八回2死一塁で今度は谷元圭介からバックスクリーン左への2ランで両リーグトップで10号に到達。自身7年ぶりの1試合3発で来日以来13年連続2桁本塁打、加えて榊原、谷元から初本塁打で225投手から本塁打を記録。前オリックス・清原和博の223人を抜いて当時のプロ野球新記録となった。
ローズの記録ラッシュの3発でチームは快勝。お立ち台では「サイコーです!」を連発。
「450というすごい数字を達成したこともあるけど、チームが勝ったことが1番うれしい」
40歳を迎えたとは思えないすさまじい打撃。当時の大石大二郎監督も「50本いっちゃうんじゃない」と目を丸くするほどだった。
しかし、ローズは5月13日に死球を受け右手を骨折。長期離脱を余儀なくされたためこの年は規定打席にも到達せず22本塁打にとどまり、この年限りで退団した。