西武ドラ1宮川「信玄流」でコロナに勝つ!ブルペン手応え40球
西武のドラフト1位・宮川哲投手(24)=東芝=が27日、コロナ禍に「信玄流」で立ち向かうことを誓った。歴史通で一番好きな武将は武田信玄。格言とされる「為(な)せば成る 為さねば成らぬ成る業を 成らぬと捨つる人のはかなさ」を胸に刻んだ。
根っからの歴史好き。埼玉県所沢市の若獅子寮での「ステイホーム」中は、大河ドラマ、時代劇、戦争ものなどの鑑賞を自室で楽しんでいる。「元々、日本史が好きなんです。歴史上の人物の生き方がいいなあ、と思うことがある」と笑みを浮かべた。
大好きな歴史を楽しみながら自主練習にも熱が帯びる。「いつでも実戦に入ることができるように仕上げていく」。この日は若獅子寮に隣接したライオンズトレーニングセンターでキャッチボール後、捕手の中熊を相手にブルペンで約40球を投げ込んだ。
「自分なりにいい感じになってきた」。週に一度は若手選手で協力してシート打撃を実施。ルーキーイヤーの想定外の“足止め”も「風林火山」の精神で乗り越える。