オリックス・増井 自主練習以外はステイホームで名作漫画読破
オリックス・増井浩俊投手が28日、大阪市此花区の球団施設でランニング、キャッチボールなど自主練習を行った。
「今は自主練習という形でできることは限られていますが、キャンプで仕上げてきたパフォーマンスを落とさないようにすることを意識して練習しています」
昨季は開幕当初は抑えを任せられるも不調で2軍落ち。復帰後はセットアッパーとしてブルペンを支えた。とはいえ、53試合に登板し、1勝4敗18セーブ、14ホールドで防御率は4・83とプロ入り以来、最も悪い成績に終わった。
そのためキャンプから上げた左足を二塁方向へひねるプチトルネード投法を採り入れ復活を目指していた。
自主練習以外は自宅で過ごす時間が長くなっている。
「球団施設が使えなくなる可能性もあったので、トレーニング用チューブやエアロバイクなどを購入して、家でも時間があれば体を動かせるようにしましたね。家では漫画を読んだりしています。この期間に『鬼滅の刃』、『ワンピース』、『キングダム』を全て読み返しました」
復活を賭ける今季へ向けて「去年、自分の中で一番よくないシーズンでしたし、ファームに落ちていた時期もあったので、今年はシーズンを通して1軍の戦力でありたいですね」と目標を掲げた。
そして、開幕を待つファンに向けて「このような状況なので、気持ちが沈みがちになる時期ではありますが、プロ野球も普段の生活もいつか戻る時がくると思いますので、プロ野球が開幕できた際にはファンの皆さんに楽しんでもらいたいと思います」と呼び掛けていた。