ＤｅＮＡの国吉佑樹投手（２８）が２９日、横浜スタジアムで自主練習を行い、ランニング、キャッチボール、ウエートトレーニングなどで汗を流した。球団を通じて、ウエートトレへのこだわりを語った。

　現在は、昨年１１、１２月に取り組んできたウエートトレを中心とした体づくりでレベルアップを図っているという。「実戦が始まったときに、よりパフォーマンスが上がった状態で迎えたい」と精力的に励んでいる。

　開幕時期が定まらず、野球でのモチベーション維持は難しい面がある。それでも「ウエートトレーニングでの成果がモチベーションです。プロテインを飲み終えたときに一日の達成感があります」と自主練習のやりがいを口にした。

　今は体を絞っている時期で「今日はこの部位」とターゲットを決めて重点的にトレーニングしている。この日は胸、肩、三頭筋を鍛えた。プロテインは一日に３回摂取。「朝はオートミールに混ぜて、２回目は練習後、３回目は寝る１時間前。大前提として食事を大切にし、足りないところをプロテインで補うように意識しています」と説明した。

　野球少年、野球少女たちに対しては「なかなか今は活動することができずつらいと思います」と思いやり、「でも、一人一人の努力や心掛けで大きな差が出ると思うので、今は友達と会うのを我慢して感染を食い止めましょう」と呼び掛けた。「家でもできるトレーニングやネットで見られる野球の映像を参考にするなどして頑張ってください」とエールを送った。