オリックス・漆原 USJ再建させた“森岡メソッド”学ぶ
オリックス・漆原大晟投手が30日、大阪市此花区のオセアンバファローズスタジアム舞洲で自主練習。ブルペンで50球の投球練習を行った。
「今は時間もあるのでしっかり、ピッチングフォームを見直しています。体の柔軟性を上げるために時間があればストレッチを行うようにしています。ウエートトレーニングなども見つめ直して、トレーニングの強度や瞬発系のトレーニングを行って、体の強化や維持にテーマを持って練習していますね」
漆原は2年目の右腕。育成選手だった昨季は2軍で39試合に登板し、1勝0敗23セーブ、防御率3・52でウエスタンのセーブ王を獲得。オフにはT-岡田外野手、鈴木優投手とともにプエルトリコウインターリーグに派遣された。今年2月のキャンプ中に支配下登録された。
当初の構想ではリリーフで起用する方針だったが、先発不足のチーム事情からオープン戦では先発も経験した。
「ピッチングではただ投げるだけにならないように、ランナーを想定しながらクイックなども取り入れて、真っすぐや変化球の精度に意識を持って行っています」
青濤館で過ごす“おうち時間”については「寮の部屋ではユーチューブ動画やネットフリックスで映画を見たり、読書などでリフレッシュしたりしています。最近はUSJを再建された森岡毅さんの本なども読みました。社会人として生きていく上で大切なことなども書かれていましたし、野球にも共通する部分もあったので、学生の方にも読んでいただいたら面白いと思います」と有意義に過ごしている。
今季に向けては「一つの目標だった支配下登録というのはキャンプで達成できたので、1試合でも多く1軍のマウンドに立って勝利に貢献したいですね。オープン戦で先発もさせていただいて、自分にとって幅の広がるチャンスだと思うので、先発、リリーフどちらになっても任された場所でしっかりと結果を出していきたいです」と1軍での活躍を掲げた。
最後に開幕を待ちわびるファンへ向けて「まだ開幕は決まっていませんが、ファンの皆さんも楽しみにしていらっしゃると思いますし、開幕した時には僕たちが100%のパフォーマンスをして盛り上げていきたいと思っているので、その日を楽しみにしていてほしいと思います」とメッセージを送った。