【きょうは何の日】2006年、オリックス・ノリが1発&41歳の吉井が3勝目
「オリックス6-3ヤクルト」(2006年5月12日、大阪ドーム)
オリックスは1点リードの五回1死から北川博敏を一塁に置いて4番・中村紀洋は館山昌平の初球を左翼スタンドに運ぶ6号2ランでヤクルトを引き離した。
「うまく捉えることができた。力を抜いて打っても入ることが分かった」
先発は41歳の吉井理人。3試合連続2桁得点中だった好調ヤクルト打線を見事に止めて見せた。
中村紀は「吉井さんは前回もいい投球をしていたのに援護できなくてぜひ勝ってほしいと思っていた」と話した。大ベテランに3勝目をプレゼントしただけでなく、交流戦3試合目での初勝利へ導いた。
4番だった清原和博が故障で離脱。中村紀も右太もも裏を痛めていたが「精いっぱい、つぶれてもやる。上(首位)との差がそんなにないので“勝てる当たり”を打ちたい。この1勝がシーズンを占う戦いになってくると思う」と気合を込めた。
この勝利で貯金1、首位日本ハムとは2ゲーム差だった。
2006年は日本ハムが優勝、オリックスは52勝81敗3分けで5位だった。