プロ野球オーナー 無観客の影響「減収のインパクト大」「危機的」
日本野球機構(NPB)は12日、新型コロナウイルスの影響で開幕が延期していることを受け、オンラインによる臨時のオーナー会議を開催した。
会議後、議長を務めるDeNA・南場オーナーがオンラインで報道陣に対応。経営者として無観客、試合数減の影響について「かつてない危機的な状況」と表現し、「減収のインパクトは大きい。何試合できるか、やり方は決まってない。かかる費用も算出できていない。大きな影響を受け、球団経営だけでなく、選手、ファンへの影響もある」とした。
対策はイメージとしては出されたものの、具体的な議論には至っておらず「力を合わせて乗り越えていこうということで一致した。具体的に何ができるかは今後議論していくことでとどめている」と語った。斉藤コミッショナーも「プロ野球自体として独立採算、ちゃんと自立できるようにしていかないといけない」と述べた。
11日の12球団代表者会議では延期となっている開幕について、6月中旬から下旬を目指すことで一致。感染者の推移を慎重に見極めたうえで、今月22日の12球団代表者会議で開幕日を決定させたい方向だが、この日のオーナー会議でもその方針が確認された。開幕後は当面の間は無観客、すでに交流戦などの中止も決定し、予定の143試合からの試合数減も確実となっている。
南場オーナーは開幕について「地域によって楽観視できる状況でないことで一致している。ただファンに野球を届けたいということで、緊急事態宣言が解除されたら速やかに準備していきたいということがある。全体としてプロ野球だけが浮かれている状況にはできないが、前向きに準備はしようということで一致している」と述べた。
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