夏の甲子園、戦後初の中止へ 安全・健康面考慮 今春センバツに続き 20日に決定
第102回全国高校野球選手権大会(8月10日開幕予定・甲子園)について、主催する日本高野連などが中止の方向で検討していることが15日、関係者の話からわかった。
新型コロナウイルス感染拡大によって今春のセンバツは史上初の中止となり、全国47都道府県と9地区の春季大会も開催を断念していた。14日には政府による緊急事態宣言が39県で解除されたが、全国的に部活動を停止している高校が多数。感染リスクなど、選手らの安全や健康面を優先しての判断が進められているという。
開催可否については20日の運営委員会で協議される予定となっている。日本高野連・小倉好正事務局長はこの日、大阪市内の同連盟事務所で取材対応。「20日に向けてやっているので、そこまでは正式な決定というのはありません」とコメントするにとどめた。過去に夏の甲子園が開催されなかったのは、米騒動による1918年と第2次世界大戦で中断した41~45年の例がある。