広陵・中井監督「仮に中止なら残念のひと言」広陵独自で思い出作りの試合開催を検討
夏の甲子園大会が中止の方向で検討されていることが15日、分かった。日本高野連は20日に運営委員会を開き、開催の可否について最終決定する方針。
広陵の中井哲之監督は「正式決定ではないのでコメントしづらいが、仮に中止なら残念のひと言。日本高野連の方も開催するために尽力されての決断だと思うので(中止が決まれば)我々も従わないといけない」と苦渋の思いを吐露した。
春に続いて最後の大会も中止となる3年生に対しては「彼らが『高校野球をやって良かった』と思えるように指導者として導いていきたい」と選手の胸中をおもんぱかった。また、広陵独自で3年生の思い出に残るような試合ができないか、スタッフと検討していることも明かした。
広島新庄の宇多村聡監督は「まだ正式に決まったことではないと思うので、今は大会が開催されることを願うしかない」と話した。広島新庄は出場が決まっていたセンバツ大会が中止となり、迫田守昭前監督も3月末で退任。コーチを務めていた宇多村監督が4月から指揮を執ったが、現在は休校中で、全員が寮生活を送る野球部員も自宅に戻っている。