日本ハム・栗山監督「この大きな苦しみを力に」甲子園中止で球児にエール
日本ハムの栗山英樹監督(59)が20日、新型コロナウイルスの影響で第102回全国高校野球選手権大会が中止となったことを受け、球団を通じてコメントした。
「甲子園でやらせてあげたかった。球児と関係者の皆様の気持ちを考えたら言葉になりません。甲子園を目指していた球児たちは、私では想像しえないほどの苦しみとむなしさを感じているはずです。今はその感情を受け止めるのに時間が必要だと思います。これ以上の苦しみはないと思いますが、だからこそ飛躍的な成長ができるチャンスです。この夏の勝負が人生の勝負に変わったのです。この3年間、自分の納得いくまで頑張ったかどうか」
「人生とは自分との闘いです。考えても変わらないことにとらわれてほしくないですし、人生は納得いかなくとも受け止めなければならない時があります。その感情を今後の人生で何倍にもして返すぞ、と前を向いてほしいと思います。将来、今回の中止が今の自分がある理由です、と言えるよう、この大きな苦しみを力に変えてくれると信じています。」
栗山監督は創価高出身で甲子園出場はないが、キャスターとして09年から11年までテレビ朝日系「熱闘甲子園」に出演していた。