甲子園中止 大阪桐蔭・西谷監督「どん底に落ちてしまった」「監督として無力さを感じる」
日本高野連は20日、新型コロナウイルスの影響で第102回全国高校野球選手権大会、49地方大会ともに中止すると発表した。
これを受け、名門の大阪桐蔭・西谷監督は「僕自身は中止を覚悟していたつもりでしたが、いざ、そうなってみると心が痛いという感じです」と落胆。出場予定だったセンバツに続く中止に「春が中止になったときは、では夏へ、と気持ちを入れ替えることができたが、夏も中止になっては、甲子園で日本一を目指すために大阪桐蔭に来てくれた子たちばかりなので、何もさせてやれなかったという思いです」とした。
一昨年は甲子園で春夏連覇。昨年は春夏で甲子園を逃し、大舞台への思いはより強かった。全国を代表する名将は「監督として無力さを感じます。3年生には何もしてやれませんでした。あした大阪も解除されたら、前へ行くぞ、と思っていたところで、どん底に落ちてしまったような感じです」とショックを隠せなかった。