倉敷商・原田主将「甲子園は幻みたいな存在」目標は“独自の県大会”へ
日本高野連は20日、第102回全国高校野球選手権大会の運営委員会と理事会を開き、夏の甲子園大会と地方大会の中止を発表した。
倉敷商の主将・原田将多内野手(3年)は、リモートでの取材に応じ「これまで頑張ってきた3年生と、もう甲子園を目指せないと思うと、本当につらいです」と、声を絞り出した。
あと一歩甲子園に届かなかった。1年生時は夏4強、2年生では決勝・岡山学芸館戦で最後のバッターとなった。切符を手にしていたセンバツは中止。「甲子園は幻みたいな存在です」。全力を傾けていた夏がなくなり、落胆は隠せなかった。
一方で仲間たちへの思いを聞かれ「いつも通りの自分でいようと思います」と、主将らしく、芯の強さも見せた。岡山県は独自の県大会開催へ21日にも話し合う予定。「これから自宅で父と練習します」と、次なる目標へ気持ちを切り替えた。