【きょうは何の日】2012年、ルーキー川端崇義、球団56年ぶりプロ1号満塁弾
「オリックス6-0阪神」(2012年5月22日、京セラドーム大阪)
最下位に沈むオリックスに救世主が現れた。
両軍無得点で迎えた六回1死満塁。ドラフト8位・川端崇義はランディ・メッセンジャーの初球、変化球を果敢にフルスイング。打球は高々と舞い上がり左翼スタンドに陣取る阪神ファンの元へ落ちた。
プロ1号が満塁弾は球団では阪急時代の1956年、米田哲也が放って以来、56年ぶり2人目の快挙となった。
「打った瞬間、手応えがあった。金子さんが頑張っていたので最低でも1点と思い打席に入った。まさかホームランとは…」
この勝利で監督として交流戦最速の100勝に到達した岡田彰布監督は「初球からバットが出てそれがホームラン。大したもの」と絶賛した。
七回には4番・李大浩が3戦連発となる8号2ラン。エース金子千尋もわずか104球、4安打11奪三振で完封。
投打がかみ合った快勝で5月12日以来の5位に浮上した。
当日のスタメンは
(7)野中信吾
(6)大引啓次
(5)アーロム・バルディリス
(3)李大浩
(4)後藤光尊
(D)高橋信二
(9)川端崇義
(2)鈴木郁洋
(8)中村一生
(P)金子千尋