日本ハム・栗山監督「ピンチはチャンス」球児たちへ自身の人生経験を元にエール
日本ハムの栗山英樹監督(59)が22日、札幌市内でオンライン取材に応じ、夏の甲子園への夢を絶たれた球児たちへメッセージを送った。自身の人生経験を元に「自分ができることをやり尽くせば、神様は見てくれる。そう信じて頑張ってほしい」と熱く訴えた。
栗山監督は創価高時代に甲子園への出場経験はなく、東京学芸大には教員を目指すために進学した。それでも「野球を続けたい」との思いは強く、学業に励みながら練習を重ねプロ入りを果たした。
現役時代にはメニエール病を患い、めまいに苦しんだ。練習もままならない状況に陥ったが、「野球が俺にとってどれだけ大事か気づいた」と逆境の時こそ、信念と覚悟が生まれると説明。「ピンチはチャンス。この心理が大切というのは若い人に伝えたい」と球児たちを鼓舞した。