楽天・三木監督 則本の開幕投手白紙に コンディション重視で再考
楽天・三木肇監督(43)が23日、今季の開幕投手を白紙として考える意向を示した。開幕延期前に開幕投手が決定していた則本昂大投手(29)を基本線としながらも、新型コロナ禍で変則的な調整となったことを加味し、コンディション重視で再考する構えだ。
楽天は新型コロナの感染予防を重視し、3月30日からチーム活動を休止。8日から球場施設を開放しての自主練習を再開したが、6月中旬の開幕を目指す上で特に投手は難しい調整となっている。
三木監督は則本昂が「有力な候補」とした上で、新たな開幕投手に関しては「選手のコンディションがある。そこに重きを置いた方がいい」と、開幕ではなく年間を通して選手が活躍できる方法を重視したい考えだ。
伊藤投手チーフコーチが「未知数な部分がある。臨機応変に対応したい」と話すように、首脳陣も選手も経験のないシーズン。限られた時間の中で、ベストな道を模索していく。