プロ野球 6・19無観客開幕を決定「国民を勇気づけたい」CS開催可否は結論出ず
日本野球機構(NPB)は25日、新型コロナウイルスの影響を受け、オンラインによる臨時の12球団代表者会議を開催。斉藤惇コミッショナーが会見し、延期となっていた開幕日程を6月19日に決定したことを発表した。
斉藤コミッショナーは「まもなく政府によって緊急事態宣言の解除が正式決定されるものと思われますが、これを前提として、さきほど6月19日に開幕することを決定しました」とした。
東京など5都道県の緊急事態宣言が解除される方向となり、対策などを含めて協議。当初、3月20日の予定から3か月遅れ、無観客でのスタートを目指すことで一致した。
今後は練習試合を4カード行い、開幕に向かう方針。斉藤コミッショナーは「120試合を極力やりたい」とし、セで中止案も浮上しているCSの開催は結論が出ていないことも明かした。
「数度にわたり日程変更を余儀なくされ、ご迷惑、ご心配をおかけしました。国民の皆さまを勇気づけ、また、プロ野球以外のスポーツにも開催の指針を示すことができればいいのではと思っています。開幕の決断は喜ばしいが、入念な準備、選手や関係者を守ることがなにより重要」と慎重に語った。