オリックス厳戒紅白戦!新たな“野球様式”に戸惑い 西村監督「息苦しさ感じる」
「オリックス紅白戦、紅組1-0白組」(25日、京セラドーム大阪)
オリックスは25日、京セラドームで全体練習を再開。緊急事態宣言解除後では、ソフトバンクと並んで12球団最初となる紅白戦も開催した。
球審は審判用マスクの下に黒いマスクを着けて「プレーボール」を告げた。選手以外、両軍ベンチの首脳陣もボールボーイを務めた打撃投手も全員がマスク装着。ソーシャルディスタンスを確保するため、ベンチは1席空けて着席。席数が足りず、ベンチ横のカメラマン席にパイプイスを置いて5人ほどの選手が陣取った。
マスクを着けて指揮を執った西村徳文監督(60)は「なんか変。息苦しさを感じるけどこういう形でやっていくしかない」とコメント。吉田正尚外野手(26)も「チームで言われていたので隣同士は避けて、なるべく近づかないように。違和感はあるけどルールが決まっている。慣れていけたら」と新たな生活様式ならぬ“新たな野球様式”への戸惑いを見せながらも順応していく構えを見せた。
実戦は3月21日の楽天との練習試合以来。1軍対2軍の対戦となったが、主力中心の白組がわずか2安打で敗れた。西村監督は「まだまだだと思う。ゲーム勘を取り戻すにはもう少し時間が必要。開幕まで1カ月ないわけだから上げていかないと」と危機感を口にしていた。