梨田氏 コロナ感染者の立場から訴え「誹謗中傷することは避けてほしい」
新型コロナウイルス感染から回復した野球評論家・梨田昌孝氏が、1日放送のNHK「ニュースウオッチ9」にリモートでVTR出演。感染者の立場から、心境を語った。
インタビューの締めくくりに、「本人が傷ついている時に追い打ちをかけるような感じで、人を誹謗中傷するようなことはやっぱり避けてほしい」と訴えた。医療従事者、感染者への誹謗中傷が問題になっていることから「そういう人を逆に支える、励ますというものをやることでいつか自分にそういうことがはね返ってくるような気がする」とした。
梨田氏は予防を徹底していたが、感染してしまったという。「いつ誰がなるか分からない病気。助け合うとか励まし合うとか、そういうことのほうが自分自身も幸せだと思う」と語った。
50日間の入院生活を経て退院したが、現在は周囲の目も気になるという。「そういう何か反応といいますか、見た時にちょっと、自分がつらい」とも語った。