中日・大野雄 志願の先発で3回0封「いいフォームで投げられた」
「練習試合、ヤクルト2-2中日」(4日、神宮球場)
ほぼ主力が並んだツバメ打線を本来の投球で抑え込んだ。首脳陣に「投げさせてください」と自ら望んで上がった開幕前哨戦のマウンド。予定の3回を危なげなく投げ終えた中日・大野雄の表情は自信に満ちていた。
「全然投げにくくなかったし、感触を確かめながら、すごくリラックスしていいフォームで投げられた。『こんな感じやんな』とすごく感じられたので、19日の開幕に向けていい登板になったと思います」
18年7月22日以来の神宮。三回2死二塁では山田哲を低めのツーシームで右飛に仕留め、「良い高さだった。あれがひとつ高いと大変なことになる」と注意点を再確認。オープン戦、5月末の紅白戦も含め今季の実戦では5試合目で初の無失点に「内容もすごく良かった」とうなずいた。
次回は12日のDeNA戦(ナゴヤドーム)で開幕前の最終登板に臨む見込み。「ゼロで抑えられれば一番いいけど、失点したときどう切り替えていくかとか、長いイニングの中でどうまとめていくかを求めていきたい」と力を込めた。