広島県高野連は５日、広島市西区の広島県スポーツ会館で定時評議員会を開き、新型コロナウイルス感染拡大を受け中止となった全国高校野球選手権大会の地方大会に代わり、独自の大会を開催すると決めた。

　抽選会は２８日。従来通りのトーナメント方式で、開幕は７月１１日で決勝は８月８日。土日のみの開催になる。雨天中止などでその日の試合が消化されない場合は後ろ倒しになるものの、予備日は８月９日のみ。そのため天候などによっては全日程を消化できない可能性がある。

　ベンチ入り選手は従来通り２０人ながら、メンバーの入れ替えなどは柔軟に対応する方向。また原則、無観客試合で、控え部員のスタンド応援などの可否については今後検討する。

　板森匡祐理事長は「県内の感染状況が落ち着いてきた。６月からは学校も再開されている。３年生は最後の夏。練習の成果を発揮する機会を設けるのは、とても意義深いと考えている。今後、関係機関と連携し、感染予防策を徹底しながら、独自の大会を硬式、軟式ともに実施することとし、開催へ向けて準備することとしました」と話した。

　軟式の代替大会の開幕日は未定で、決勝は硬式と同日８月８日で会場も同じになる予定。