ヤクルト・小川 2被弾4回5失点 カットボールの制度に課題

 「練習試合、巨人8-4ヤクルト」(6日、東京ドーム)

 打球の行方を、ジッと見つめた。耳に残るのは、スタンドへと飛び込んだ2本の衝撃音。ローテの柱として期待されるヤクルトの小川が、試合を作れなかった。「反省はカットボール。細かいところへの意識が甘かったです」。2発を浴びるなど4回5失点で見えた課題を胸に、次戦へ。にじむ汗をそっと拭った。

 変化球の精度に課題が残った。得意球であるカットボールを「両コーナーに投げ切れたら武器になる」と猛練習。この日は左右の打者にそれぞれコースへ投げ分けたが、岡本には外角を、小林には内角を痛打された。

 この“失敗”を成長への糧とする。「どこに投げ込むのかという意識の足りなさが、痛打された要因」と反省点を胸に刻んだ。だが、差し込んだ光もあった。前回の紅白戦から、下半身を使った投球に修正。直球に手応えをつかんだ。

 収穫と課題が詰まった5失点。生かすも殺すも小川自身だ。「結果も内容も伴って、開幕を迎えたい」。開幕前の登板は残り1試合。投手陣の柱として、小川が任された舞台で全力を尽くす。

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