ロッテ・ドラ2佐藤 2戦3発!球団23年ぶり新人開幕マスク見えた!
「練習試合、ロッテ3-8楽天」(6日、ZOZOマリンスタジアム)
また輝きを放った。ロッテのドラフト2位・佐藤(東洋大)が「8番・捕手」で先発出場し、2戦連続アーチに加え好リードと躍動。球団の新人捕手では97年・清水将海以来、23年ぶりの開幕スタメンが現実味を帯びてきた。
バットで猛アピールした。五回1死二塁。福井の高めに浮いたフォークを捉え、右翼席に運ぶ先制の2ラン。「今はボールがよく見えて見えています。完璧でした」。5日の楽天戦から2試合で3本塁打と好調ぶりは止まらない。
開幕投手を務める石川とバッテリーを組んだ。「開幕戦のつもりで、自分の思うリードができた。持ち味を生かすことができた」。石川は3回無失点。この日は2投手の好投を引き出し、マスクをかぶった六回まで相手に得点を許さなかった。
井口監督は「新人ながら、いいリードをしている」と高評価。正捕手の田村が腰痛で離脱中のため「開幕スタメンという可能性も十分ある」と大抜てきを示唆した。
評価が急上昇中の佐藤。少年時代から、巨人で活躍した阿部慎之助が憧れの存在だった。同じ左打ちの“打てる捕手”を目指し、「阿部さんを超えられるように頑張っていきたい」と夢は大きい。“阿部2世”と呼ばれるためにも、結果を出し続けて大役をたぐり寄せる。