巨人・湯浅、特大3ラン含む3安打!初開幕1軍へ猛アピール 原監督も絶賛
「練習試合、巨人8-2ヤクルト」(7日、東京ドーム)
不動のレギュラー、坂本が不在の中、「2番・遊撃」で出場した巨人・湯浅が周囲も驚くほどの大活躍だ。特大アーチを含む3安打と初の開幕1軍へ猛アピールに成功した。
ハイライトは二回1死一、二塁。高橋に対し、粘ってフルカウントまで持ち込むと内角直球を一閃(いっせん)。飛距離は十分。あとは打球がどこに着弾するか。「ファウルかなと思ったんですけど、いい感じで入ってくれました」。左翼席上段に突き刺さる3ランに若武者は打球の行方を見届けながらゆっくりと走りだした。
その後もバットは止まらない。四回の第3打席は高めの直球を中前にはじき返し、六回の第4打席もしぶとくショートへの内野安打で出塁。「塁に出れたことはすごく良かったかなと思います」と納得の表情で振り返った。
成長著しい3年目の打撃の裏には、飽くなき探究心がある。調整期間中、阿部2軍監督からバットのヘッドが入り過ぎず、構えた位置から素直に出せるようアドバイスを受けた。自身の打撃映像も何度も見返して好結果につなげた。
20歳の台頭に原監督は「思い切りのいい打撃に足も速い。守備も上手。かなり技術が上がってきた」と“大”進歩を評価。不動の遊撃手、坂本の控えとしても日に日に存在感を増している。