徳島の頂点へ!夏の甲子園代替大会決定 鳴門渦潮・仁木 驚異のパワーアップ

 夏の甲子園が開催中止となり、徳島県高野連は7月11日から代替大会の開催を決定した。鳴門渦潮(徳島)には、鈴木連投手、仁木登真投手、徳山一翔投手(ともに3年)の3人の“エース”がいる。1年生当時から「誰がエースになってもおかしくない」と言われ続けてきた3投手を中心に、昨秋初戦敗退の悔しさを晴らすべく、徳島の頂点を目指す鳴門渦潮ナインを取材した。

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 直球の最速144キロは3人の中でトップ。仁木は「150キロを目指しています」と球速へのこだわりを隠さない。

 しかし中学時代の最速は「120キロちょい」だった。高校に入って、スピードを追い求める中、2年の春に鈴木が140キロ台を計測。そこから火が付いた。

 「連に球速でも負けてしまった。何か一つでも勝たないと」。トレーニングに加え、四国ILp・徳島にトレーナーを派遣する「インディゴコンディショニングハウス」代表の殖栗正登氏からフォーム指導を受けた。約半年で135キロから5キロアップ。大きなきっかけをつかんだ。

 それによって得たパワーは打撃にも生かされている。昨年11月に行われた徳島県高野連の「第11回 体力・技術向上研修会」で計測したロングティー飛距離は117・32メートル。11年間で歴代No.1の数字をたたき出した。

 理想像に近づいている実感はある。「2人が徳島No.1ピッチャーだと思っている。負けたくないです」。ライバルに刺激を受け驚異的な成長を果たしてきた。最後の夏も互いに高め合う。

 ◆仁木登真(にき・とうま) 2002年11月26日生まれ。174センチ、84キロ、右投右打。鳴門マリーンズで外野手として野球を始め、鳴門中では投手、捕手としてプレー。

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