巨人・坂本らの『微陽性』は「医学的な用語ではない」 “生みの親”「今後使わないで」
プロ野球は8日、感染拡大に連携して対応するためサッカーのJリーグと合同で設置した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第9回会議をオンラインで開いた。
巨人が3日に坂本、大城両選手がPCR検査の結果、新型コロナウイルスに感染していることを発表。その際に、「微陽性」という聞き慣れない言葉が話題になった。
この日、会見に出席した専門家チームの賀来満夫氏(東北医科薬科大医学部感染症学教室特任教授)はこのことに触れ、「私も検査の専門家なんですが、『微陽性』は医学的な用語ではありません」とした上で、「読売(巨人)さんと話をする上で、数値を聞いて、『私が微量ですね。微陽性な感じですね』という話をして、それがリリースに乗った。決して読売さんが作られた言葉ではありません」と釈明した。
さらに「『微陽性と初めて聞いた』という声がありましたが、私も初めて『微陽性』という言葉を言いました。会話の中で出た言葉なので、今後は使わないようにお願いしたい」と恐縮していた。