DeNAドラ3伊勢シュート習得で康晃につなげる セットアッパー狙う

 新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が遅れ、苦しい調整を強いられたルーキーたち。それでも今季の戦いに欠かせない新たな戦力として、力強く芽を伸ばしてきた選手たちをデイリースポーツの各担当記者が紹介する。

 セットアッパーの座を奪いにいく。DeNAのドラフト3位・伊勢大夢投手(22)=明大=は、リリーフとしてプロの世界で名を上げようとしている。

 最速154キロの直球とキレ味鋭いスライダーが武器。球速を重視するラミレス監督好みのタイプで、けん制やクイックを巧みにこなす器用さも兼ね備える。「短いイニングを力で抑えることには自信がある」と、中継ぎとして勝負したい考えを持っている。

 入寮直前の今年1月に熊本県内で交通事故を起こし、胸や手首などを打撲。新人合同自主トレは初日から別メニューとなり出遅れたが、その後は順調に回復し、3月のオープン戦で2試合に登板した。「山崎さんにつなげられるレベルまでなれるように」と、勝利の方程式入りを狙う覚悟をのぞかせる。

 前スカウト部長の吉田球団顧問が「あとは左打者の外角に逃げる変化球があれば」と話すように、シュートを習得できればさらに期待も膨らむ。即戦力の期待に違わぬ活躍を目指す。

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