西武・川越、開幕前進弾 1軍対外試合初出場で納得の一発

 「練習試合、西武7-5楽天」(9日、メットライフドーム)

 静寂の本拠地に快音が響いた。同点の七回1死一塁。5年目の西武・川越は1ボールからの真っすぐ144キロを振り抜き、右中間席に勝ち越し2ランを運んだ。「高めのボール気味の球だった。少し詰まったが、よく飛んでくれた」。1軍出場歴がない野手転向2年目の左打者が、納得の一発で初の開幕1軍に大きく前進した。

 1軍の対外試合に初出場で「開幕までちょっとしか時間がないので、しっかり結果を出したかった」と話し、辻監督も「成長を見せてくれている」と目を細めた。

 打席への登場曲は、線香のCMで知られる「青雲のうた」。山川がチョイスしたという渋すぎる曲にベンチから笑いが起きた。「けっこう気に入ってます」。“光”を放つ26歳が2020年レオの“希望”となる。

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