ソフトバンク「2番・柳田」イイネ3戦連発 6月は10戦6発
「練習試合、ソフトバンク3-0広島」(12日、ペイペイドーム)
シーズンにとっておきたいぐらいの量産態勢だ。ソフトバンク・柳田は三回、外角低めのカーブに体を泳がされながらも芯で捉える。高々と上がった打球は左中間にせり出すテラス席に届き「いいところまでいくと思ったが、入るとは思わなかった」。自ら驚く3試合連続本塁打で、6月は10試合で6本目。「開幕してたら最高なんだけど」と笑い飛ばした。
これまでの練習試合では3番に座っていたが、この日は2番で広島のエース大瀬良を崩した。一回1死からは中堅への二塁打でチャンスメーク。打順が一つずつ繰り上がったバレンティンと長谷川の連打が出て、先制のホームを踏んだ。
工藤監督は打順改造の意図を、不安定とされる投手の立ち上がりの攻略と説明。「2番に攻撃的な打者を入れることでよりチャンスを増やして、得点圏で3、4番。そういう打線も時には大事」と開幕戦での採用にも含みを持たせた。
昨季は2番で3試合に出場した柳田も「すんなり入れた」と乗り気な様子。どの打順でもフルスイングを貫く。