ヤクルト・奥川 MAX153キロ! プロ入り初シート打撃登板で打者11人4K

 ヤクルトのドラフト1位・奥川恭伸投手(19)=星稜=が12日、戸田球場でプロ入り後初めてシート打撃に登板。打者11人に対して被安打1。4奪三振と大器の片りんを見せ、最速は153キロを計測した。今月中にも2軍デビュー戦を控える右腕。同級生のロッテ・佐々木朗との投げ合いに意欲をのぞかせ、その先に待つ1軍でのプロ初勝利を誓った。

 充実感たっぷりのルーキーを、戸田の太陽が優しく包み込む。奥川がプロ入り後初めてシート打撃に登板し、また一歩前進した。「今までやってきたことがちょっとずつ出せていると思います」。額ににじんだ汗をそっと拭った。

 プロの打者相手に全く物おじしなかった。対戦相手には2015年の首位打者・川端も名を連ねた。巧打のベテランを打席に迎えた初球、この日最速となる153キロを計測。3打席目にはフォークで空振り三振に仕留めるなど、3打数無安打に抑えてルーキー右腕に“軍配”が上がった。

 打者11人に対して計34球。変化球を投げ分け、実戦を想定したクイックも試した。「対打者との感覚はよくなっている。新しい球種も練習して、しっかり試合で投げられるようなボールにしていきたい」と、新球・ツーシームへの手応えもつかんだ。

 今月中にも2軍戦デビューを控える。同学年のロッテ・佐々木朗とは電話で連絡を取り合っているといい、「投げ合った時には勝ちたい」と意気込む。そして「1軍で勝ちたい思いが強いので、その目標をなんとか1年目に達成できるように」。充実のルーキーイヤーへ-。戸田で見上げた空は、神宮の空へとつながっている。

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