明石商が全体練習を再開 ドラフト候補コンビ来田&中森が代替大会へ意気込み

 緊急事態宣言を受け、4月9日から活動を休止していた明石商が15日、約2カ月ぶりに全体練習を再開した。

 練習前、狭間善徳監督(56)は「最後、甲子園で終われることに感謝して一生懸命やらなあかん」と3年生たちを鼓舞。最前列にいた今秋ドラフト候補の来田涼斗外野手と中森俊介投手(ともに3年)は、真剣な顔つきで気を引き締めた。

 「もう一度チャンスをもらえたので、主将として最後までチームを引っ張りたい」と来田が語れば、中森も「ブランクを立て直して、最後の夏を勝って終わりたい」と意気込む。

 休止中は部員同士で連絡を取り合い、競争心を高めるために時間を合わせて自主練に励んだ。また、監督から課されていた2キロの増量も、ほとんどの選手がクリア。目指してきた“日本一”の夢は途絶えたが、全員が同じ方向を向いている。

 「全勝を目標に」と声を合わせた来田と中森。代替大会と甲子園での1試合を勝ち抜き、高校3年間の集大成を見せる。

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