巨人が開幕戦で通算6000勝!吉川尚が値千金の逆転2ラン 菅野が初勝利
「巨人3-2阪神」(19日、東京ドーム)
巨人が開幕戦で鮮やかな逆転勝利。プロ野球史上初となる球団通算6000勝を飾った。エース菅野は7回6安打2失点の好投で初勝利を挙げた。
無観客の球場に巨人ナインから歓喜の声が響いた。1点を追う七回。西勇から代わった岩崎を攻め、小林の代打、石川が右前打で出塁。菅野の代打、湯浅がきっちり送り、1死二塁と好機をつくった。
ここで吉川尚が内角の138キロを振り抜き、右翼席中段へ運ぶ逆転の1号2ラン。勝ち投手の権利がついた菅野はガッツポーズ、原監督は満面の笑みでエアグータッチを繰り出した。
エース菅野は立ち上がりから抜群の内容だった。だが、三回2死から菅野が投手西勇にまさかのソロ被弾。先制を許すと、味方が同点に追いついた五回は再び西勇に適時二塁打を打たれ、勝ち越しを許した。それでも、新フォームで力投し、七回は三者凡退でリズム良く攻撃につなげ、逆転を呼び込んだ。
阪神は先発・西勇が投打で活躍したが、七回から登板した岩崎が誤算。開幕戦の連勝は3で止まった。