オリックスの最強1番!T-岡田執念ヘッドスライディング!猛打賞&2打点

1回、Tー岡田は中川の犠飛でホームにヘッドスライディングする(捕手・太田)=撮影・山口登
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 「オリックス4-0楽天」(21日、京セラドーム大阪)

 1番・T-岡田が打線をけん引した。初回先頭、右線二塁打で出塁すると、中川の中犠飛ではヘッドスライディングで気迫のホームイン。

 「辰己は肩もいいので、必死に走りました」

 二回には中前適時打、四回には適時二塁打と3安打2打点1得点の大活躍だった。

 「よかったです(笑)ホッとしました」

 これがT-岡田にとって2018年4月24日・日本ハム戦以来、2年ぶりの猛打賞となった。

 20日の楽天戦では好機で三振に倒れチームも敗戦。試合終了のベンチでは頭を抱え、責任を一身に背負った。

 「由伸も頑張って投げていましたし、きのう、おとといと先発が頑張ってくれたのに勝ちをつけられなかったというのは、野手の中でもあったので。3試合目でちょっと遅いですけど、よかったと思います」

 1番に抜てきした西村徳文監督も「やるべき投手、野手、他の選手もそうなんですけども、しっかりみんながやってくれたんじゃないかなと思います。その中でもTはきのう悔しい思いをしていたんで、そういうものを出してくれましたね」と目を細めた。

 昨季はわずか20試合の出場で打率・120、1本塁打、2打点に終わった。復活を目指す今季。ここからがリベンジのときだ。T-岡田は「(打撃は)ずっと感じは悪くなかった。悲観的にならずにしっかりやるべきことをやっていこうと思っていました。もっともっと打撃はよくなると思いますし、しっかりと精度を上げていきたい」と力強く話した。

 この日は父の日。一児のパパは「ぼくにはないですけど、実家には送りました。食べ物が好きなので、肉を。肉が好きなので」と心優しい孝行息子の顔で笑った。

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