日本ハム、開幕カード勝ち越し発進 中田弾!大田弾!爆発15安打12得点
「西武2-12日本ハム」(21日、メットライフドーム)
終わってみれば、山賊打線のお株を奪う猛攻だった。開幕から2戦はいずれも1点を争う投手戦だったが、この日は一転。15安打12得点と打線が爆発した日本ハムが、開幕カード勝ち越しを決めた。
流れを呼びこんだのは4番・中田だ。二回、チーム今季1号となる先制ソロを右中間席へ放り込んだ。相手先発はこの日が1軍デビューの変則右腕・与座。「アンダースローの投手はずるずる行きがち。ホームランになってくれて本当に良かった」と先制の一撃を喜んだ。
その中田が「投手が楽になったと思う。チームとして一番大きかったんじゃないか」とたたえたのが四回の大田の一発だ。「ここまで1勝1敗。勝ち越せるように集中して打席に入った」という大田は、中堅左に完璧な1号ソロをたたき込んだ。
栗山監督は打線の軸となる2人の働きを評価しつつも、勝利の余韻に浸る様子はない。「今年の特長が出る戦いになると思う。しっかり行きたい」と6連戦が始まる次カードを見据えた。