巨人・原監督 連勝「4」でストップ 今季初黒星も収穫あり
「巨人1-5広島」(24日、東京ドーム)
巨人・原監督は静寂に包まれたグラウンドに再び足を踏み入れ、淡々とした表情で試合を振り返った。宿敵・広島に投打にわたって圧倒され、今季初黒星で開幕からの連勝も「4」でストップ。「まあ切り替えて」と前を向き、次戦の必勝を誓った。
先発のメルセデスが2本塁打を浴び、劣勢からのスタート。好調の打線に逆襲を期待したが、相手先発の九里の前に翻弄(ほんろう)された。奪った得点は三回にメヒアの失策で得た1点のみ。後続の救援陣にも沈められ、計13三振を喫した。
指揮官は「丁寧にいい投球をされたと思います」と潔く完敗を認めた。一方で開幕から5試合で19打数1安打、打率・053の丸に対しては「明日から本来の姿という形になるでしょう」と完全復調を予言。新型コロナウイルス陽性から復帰した大城がスタメンで今季初安打を放つなど、プラス材料もあった。
試合後、2番手で登板して菊池涼に一発を許した古川の2軍降格、鍬原の1軍昇格が決定した。一度気持ちを落ち着かせ、仕切り直しの3戦目に向かう。広島には昨季まで5年連続で負け越し中。リーグ連覇に向けた最大のライバルに土をつけ、再び加速する。