オリックス【きょうは何の日】2019年、由伸プロ初完封!毎回11奪三振、5連勝
「西武0-4オリックス」(2019年6月28日、メットライフドーム)
オリックス・山本由伸は最後の打者・森友哉を見逃し三振に打ち取ると捕手・若月健矢と笑顔で抱き合った。
強力西武打線をわずか5安打、毎回の11三振を奪う力投で無失点に封じ込め4勝目。プロ3年目、弱冠20歳の若武者がプロ初完投が初完封という離れ業をやってのけた。
「自分がしっかり抑えれば勝てると思っていた」
相手先発は同期で甲子園優勝投手の今井達也。こちらは主砲・吉田正尚が腰の張りで先発を外れ、ルーキーの中川圭太がプロ初の4番に入るという非常事態も右腕にとって問題ではなかった。
初回に3番・大城滉二の適時二塁打で先制点をもらうとその裏は秋山翔吾から3者連続三振でスタート。
三回無死満塁のピンチではギアを上げMAX155キロの直球に152キロのシュートなど多彩な変化球を織り交ぜ本塁を踏ませない圧巻の投球を披露。九回に後藤駿太の3ランという援護を得て最後まで投げきった。
「今までの練習の成果が出たということです。気持ちがいい。楽しかった」
最下位のチームはこれで5連勝となった。
当日のスタメンは次の通り。
(4)福田周平
(8)後藤駿太
(6)大城滉二
(3)中川圭太
(7)小島脩平
(9)小田裕也
(D)頓宮裕真
(2)若月健矢
(5)安達了一
(P)山本由伸