楽天・涌井、中断に負けず開幕2連勝 古巣・ロッテを5回2失点 チームは首位タイ
「楽天5-3ロッテ」(1日、楽天生命パーク宮城)
楽天・涌井が古巣のロッテを5回2失点とし、今季2勝目を挙げた。直接対決の連勝により、チームは首位に並んだ。
6月24日の日本ハム戦で今季初勝利を挙げていた涌井は、三者凡退は三回のみという内容ながら、走者を出した後には三振を奪って要所を締めた。雨による長い中断が入ったが、マーティンに2ランを浴びた四回以外は踏ん張った。
打線は初回に浅村の2試合連続となる3ランなどで4点を先制。試合の流れを引き寄せた。
球団を通じ「雨で試合が中断になったことは特に気にしていなかったです。投球の内容があまり良くなかったですね。チームが勝つようにベンチで応援したいと思います」とコメントしていた。
なお、この2ランで通算1000失点。現役投手では石川雅規(ヤクルト)の1315失点に次ぐ数字となった。失点数は単純に“打たれた”ことを示すというよりも、長い期間にわたり、多くのイニングを任されている証拠と言える。実際、投球回も2327・2回と石川(2805・2回)に次いで現役2番目に多い。