オリックス シーズン100敗ペース…リーグ10敗1番乗り 今季7度目の逆転負け
「西武9-5オリックス」(2日、メットラフドーム)
オリックスは今季7度目の逆転負け。攻守でのミスが敗因となった。
初回に2点を先制も二回の守りでジョーンズにミスが出る。2死一塁から木村の右前に落ちる安打を後逸する失策で1点を献上。立ち上がり好調だった今季初先発の山崎福はリズムを崩し、5回4失点でKOされた。
攻撃では同点の五回1死一、三塁から大城がセーフティースクイズも投手の正面に転がり、スタートが遅れた三走・広沢が本塁憤死。勝ち越し機を自らの手でつぶした。
七回に相手失策もあり同点に追いついた。ところが、今季4試合無失点と安定していた山田が打ち込まれ再び勝ち越しを許した。
西村監督は「先に点を取ったけれど、そのあとの1点がもったいなかった。(ジョーンズについては)きょうはこういう感じだったけど次はやってくれるでしょう」と責めることはなかった。
前日に6年目・鈴木のプロ初勝利に沸いたチームだったが、1日で現実に引き戻された。リーグ10敗一番乗り。12試合で10敗は球団の最多敗戦である1963年の92敗を上回り、シーズン100敗ペースになる。
指揮官は「点の取り方はたくさんある。明日からしっかりやっていきます」と無理やり前を向いたが、勝ちパターンが見えない。