明石商-智弁和歌山に阪神、広島など9球団30人のスカウト視察 中森11K

 「練習試合、智弁和歌山1-4明石商」(4日、明石商グラウンド)

 今秋ドラフト上位候補の最速151キロ右腕、明石商・中森俊介投手(3年)が4日、対外試合では今年初となる先発を務め、5回を1安打1失点、圧巻の11奪三振を披露した。

 初回、「考えすぎて力んでしまった」と先頭に四球を与え、自身の暴投などで1点を失ったが、1死一、二塁から2者連続で三振を奪い、まずまずの立ち上がりを見せた。

 三回には、相手のクリーンアップを2者連続空振り三振と三ゴロに打ち取ると、続く四回は3者連続で空振り三振。この日最速145キロの直球に加え、フォークなどの落ちる変化球で強豪・智弁和歌山打線を翻弄(ほんろう)した。

 リリーフで登板した6月27日、28日の練習試合では「真っすぐにキレがなくて、思うように空振りが取れない」と語っていたが、11三振中、半分以上を直球で奪うなど修正力の高さもアピールした中森。「三、四回くらいから(直球が)いい感じに回転がかかって、伸びていた。本来のいい状態のピッチングで投げられていたと思う」と笑顔見せた。

 この日は中森&来田コンビに加え、智弁和歌山のドラフト候補・細川と小林が出場するということもあり、グラウンドには阪神や広島を含む、9球団約30人のスカウト陣が集結。先週に引き続き視察した阪神・熊野スカウトも「心配することはないですね」と評価した。

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