「練習試合、明石商４－１智弁和歌山」（４日、明石商グラウンド）

　今秋ドラフト上位候補の明石商・中森俊介投手（３年）が４日、今年初めて対外試合に先発し、５回１安打１失点と好投。阪神や広島を含む、９球団２７人のスカウト陣が見守る中、圧巻の１１奪三振を披露した。

　初回、四球や自身の暴投などで１点を失ったが、１死一、二塁から連続三振で後続を断つと、三回には相手のクリーンアップを連続三振と三ゴロでピシャリ。四回は三者連続で空振り三振を奪うなど、この日最速１４８キロの直球に加え、フォークなどの落ちる変化球が光った。

　視察した阪神・熊野スカウトは「心配することは何もない」と絶賛。中森は「三、四回から本来のいいピッチングができた。真っすぐのキレと伸びを上げていきたい」とさらなる成長を誓った。