「オリックス２－１楽天」（２０１１年７月５日、京セラドーム大阪）

　サヨナラ、サヨナラ、そして、カードまたいでまたサヨナラ勝ちだ。

　これぞミラクルオリックスだ！３試合連続サヨナラ勝ちは球団史上初、プロ野球タイ記録。

　０－１の九回。先頭の３番・後藤光尊が左前打と相手失策で二塁に進む。続くＴ－岡田が左翼フェンス直撃の二塁打で同点。代打・イ・スンヨプは敬遠で一、二塁。決めたのは途中出場の赤田将吾。４球目、外寄りの球を左前にはじき返すと代走・森山周が生還した。

　阪神時代にも３試合連続サヨナラの経験がある岡田彰布監督は「おとついも３番からやったしな。後藤の二塁打（記録は安打と失策）である程度、最低、同点はいくかなゆうのは思った」とドヤ顔で話した。

　３試合連続のサヨナラ打で４連勝となった。

　３試合のヒーローは鈴木郁洋、荒金久雄、赤田将吾と脇役たち。３試合とも決勝のホームを踏んだのが代走・森山という珍しい現象も起こった。

　この時点で３位、ミラクルを感じさせた。

　当日のスタメンは次の通り。

（８）坂口知隆

（９）田口　壮

（４）後藤光尊

（３）Ｔ-岡田

（Ｄ）エステバン・ヘスマン

（７）荒金久雄

（５）アーロム・バルディリス

（２）鈴木郁洋

（６）大引啓次

（Ｐ）金子千尋