オリックスが死球多発の乱戦制し今季初連勝 4死球の山本が7回2失点で2勝目

2勝目を挙げ、ロドリゲスに祝福され笑顔のオリックス・山本由伸=メットライフドーム(撮影・金田祐二)
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 「西武5-8オリックス」(5日、メットライフドーム)

 両軍合わせて5死球を記録した乱戦をオリックスが制し、今季初の連勝を飾った。先発の山本由伸投手は1イニング3死球、1試合4死球と制球が不安定だったが、7回4安打2失点(自責1)で2勝目を飾った。

 球場に不穏な空気が流れ始めたのはオリックス2点リードの六回だ。山本が西武・山川に152キロのシュートで死球を与える。1死後、中村にも150キロのシュートで右上腕に死球として一、二塁。栗山遊直の2死からは木村に今度は抜けたカーブが左肩付近に当たる死球となった。

 パ・リーグでは2015年のオリックス・塚原以来となる1イニング3死球。史上11人目のプロ野球タイ記録となった。続投の山本は2死満塁のピンチで川越を二飛に打ち取り、ピンチを切り抜けた。

 オリックスのリードが6点に広がった七回にも2死走者なしから山川に再び死球を与える。152キロのシュートが手をかすった。1試合4死球は球団では2003年の徳元以来。2打席連続の死球に球場は不穏な空気に包まれた。

 八回には西武の3番手・浜屋がフルカウントからの7球目、143キロのストレートを大城の右もも辺りに当てる。浜屋はすぐに帽子をとって謝罪した。

 試合はオリックスがT-岡田の4号2ランで2回に逆転。七回には5連打で4点を加えるなど今季最多の16安打で8得点と打線が機能した。

 また二回には本塁憤死したオリックス・ロドリゲスが走路を外れていた西武・森にスパイクの裏を見せてスライディング。川口球審が警告を発するなど、乱闘にこそ発展しなかったが、荒れた試合となった。

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