楽天・浅村 パ単独トップ7号!2戦連発V弾 本塁打出た試合は7戦全勝!
「楽天8-1ロッテ」(5日、楽天生命パーク宮城)
この日も勝負を決めたのは4番の一撃だった。楽天は同点の五回1死一、三塁で浅村だ。昨年までの同僚、ロッテ・美馬のフォークをすくい、左翼席へリーグ単独トップに立つ7号3ラン。打点も22まで伸ばして打撃2冠を走る主砲が、2試合連続決勝弾でチームを今季初の3連勝に導いた。
研ぎ澄まされた集中力が、本人も驚く一打を生んだ。「1打席目、2打席目とチャンスでしょうもない打撃をしていた。3度目の正直で絶対に走者をかえすと集中していた」。初回、三回の凡退が4番の心に火を付けた。
そして低めのフォークを、右膝が地面に付きそうな体勢から本塁打にする離れ業。「体が自然に反応した。うまくすくえて自分でもビックリした一発。もう一回やれと言われても難しい」と、ここ一番での驚がくの一打を振り返った。
三木監督も「ここぞというところで力を出せる浅村はすごい」と最敬礼。これで浅村が本塁打を打った試合は7戦全勝。「自分の結果が直結して勝つのはうれしい」と話す主砲がけん引し、連勝街道へと歩み出す。