巨人・原監督“新守護神”に沢村指名 宮本コーチも期待「生きるか死ぬかで」
巨人の原辰徳監督(61)は7日、左脇腹肉離れにより出場選手登録を抹消されたルビー・デラロサ投手(31)の代役守護神に沢村拓一投手(32)を指名した。
開幕から安定した投球で4セーブを挙げていた助っ投の穴はかつてのセーブ王に託す。原監督は宮本投手総合コーチらと話し合い、抑えは沢村で意見が一致したことを明かした。「中川は七、八回においておくのがいい気がする。(抑えは)やっぱり沢村に期待じゃない」と力を込めた。
沢村は今季8試合に登板し防御率7・50と苦しんでいるが、宮本コーチはかつての輝きを取り戻す投球に期待する。「もう一度、チャンスが来たのは何かの縁。生きるか死ぬかでやってくれると思う」。16年には37セーブを挙げセーブ王を獲得した力を発揮することを願う。
沢村は「目の前の打者に集中して、任せられた以上チームの勝ちに結びつける投球をしたい」と気合。今季も最速156キロをマークしている“新守護神”。衰え知らずの剛速球で最後を締めると誓った。