オリックス10戦連発で3連勝 吉田正、祝!長女誕生!爽快2ラン!
「オリックス7-1日本ハム」(7日、京セラドーム大阪)
父となり、打棒に力強さが増していた。打ちも打ったりの乱れ打ち。爽快な快音は鳴りやむことを知らない。オリックス・吉田正がトドメを刺す2ランを含む4安打の爆発。これぞ頼れる主砲の働きだ。
イメージしていた。「インコース寄りに目を付けて、引っ張れるボールを」。一番の見せ場は4点リードで迎えた七回2死一塁。昨季5勝を献上した日本ハム3番手・金子の初球だ。内寄り高めに来たシュート気味のボールを一閃(いっせん)した。右中間へ一直線に伸びた打球は敵の息の根を止める4号2ランとなった。
大切な存在が増えた。この日の試合後、自身のインスタグラムで第1子となる長女の誕生を報告。親となる強い自覚を胸にしながらの一戦で初回に右前打、三回と五回はいずれも左前打を放つなど、この日で8戦連続安打をマーク。7月は打率・565で4本塁打、8打点の爆発だ。
“オリ達”の快音もとどまるところを知らない。二回はロドリゲスが先制ソロを放ち、チームは10戦連続本塁打。球団では11試合連続を記録した09年4月以来、11年ぶりとなる一発攻勢を展開中だ。
今季初の3連勝は昨年8月以来。それでも借金は「5」も残っている。プロ野球は10日から有観客での開催へ。「良い姿を」。ファンの前で自慢の打棒を披露していく。